ITの根幹『組み込み』を考察

組み込み系の人気の向上

情報技術は社会的な基盤を作り上げている科学技術の一つであり、最新の技術に対する興味からエンジニアになることを目指す人は多い。パソコンやスマートフォンなどへの興味から業界入りを考えるというのは典型的なものだろう。
しかし、情報技術は着々と発展を遂げてきており、これからどのような技術が世の中に台頭するかについても予測がなされるようになってきた。それが一般に情報として広まることも多くなっているため、それに基いて自分が専門的に働く分野を考えていくエンジニアも増えてきている。
人工知能や自動運転、ロボットなどは現代の情報技術のキーワードであり、これらに着目して働ける道として組み込み系エンジニアの人気が高まってきたのが現状である。制御系のプログラムを組み上げることによって様々なことが実現できるようになっているため、組み込み系を目指すことによりこれからの時代を担うシステム開発を行えるのではないかと考えられるようになってきた。
もともと組み込み系は人口としてはそれほど多くはなかったものの、人気の向上によってこれから担い手が増えていくと期待されている。将来性が高い分野だからこそ他の分野から移ってくるエンジニアも多いと考えられ、新たにこれから情報技術を学ぼうという人からも着目される可能性が高い。
全般的に人口不足が起こっている業界ではあるものの、人気が高まると不足が補われる傾向が強く、組み込み系エンジニアが増えて急速にこの分野が成長するだろう。